2014年12月29日

薄暗いリビングをスカイライトチューブで明るくできますか?雨漏りは大丈夫ですか?|太陽のあかり「SLT照明」


今年最後の日曜日。
天気もよく、スカチュー日和でした。

沼津へ!




今日は、スカチューマンの仲間
堀田建築㈲「男 堀田淳之」専務

男 堀田淳之

沼津にスカイライトチューブの工事に行ってきました。





南側にあるアパートが日当たりを悪くして、日差しはあっても
1階のリビングは、朝から薄暗いのです。

リビング暗い

まさに、雨の日のような感じです。



真っ暗ではありませんが、電気をつけないでリビングに
いるのはちょっと薄暗い。その場に立つとお客様の気持ちがよくわかります。
写真で伝えるのが非常に難しいの、でなんとももどかしい限りです。

窓はあっても





やはり自然に電気のスイッチに手が伸びてしまいます
でも、電気で明るくなった空間にいて思うのは、

電気をつけたくなる

「なんで?なんで、外はあんなに明るいのにウチは電気なんだよ。」

ってこと。




中古住宅を購入してリフォームをしたそうですが
やっぱり暗い

これから、たぶん一番長い時間過ごす場所が昼間から
電気をつけないといられない場所になるのは
残念すぎますよね。



そこで、インターネットで検索してスカイライトチューブをお知りになって
ご連絡いただきました。


新しい年を明るいリビングですごしていただきたい。
そんな思いで、今日、雨が降らず工事が出来ることを
日程が決まってから祈ってました。


晴れ男の本領発揮。
富士山もいつもよりも美しく見えるくらい
のいい天気でした。

愛鷹山と富士山




現場には、8時40分ころに到着。

お施主様にご挨拶をさせていただいた後、
荷物を降ろして工事の準備です。

工事の準備




一階のリビングは、隣のアパートで窓が影になってしまい
窓はあっても薄暗いあかりが入ってくるだけです。

電気をつけたくなるリビング





しかし、屋根には燦々と降り注ぐ太陽が!

屋根には太陽が




この太陽の光を引っ張り込んで「あかり」に変えることが出来るのが
「SLT照明」スカイライトチューブなんです。



屋根面で慎重に位置を決めます。
屋根を支える「母屋」という材料を痛めないように。

この辺?



そして、できるだけ長い時間、太陽の光を受けることができる位置を
探します。

それともこの辺?




場所が決まったら、瓦を取り除いて、穴を開けます。
今回はリビングなので、大きめのタイプ350ミリのチューブ
通るようにします。

開口します。



やっぱり気になるのは雨漏り。
それを防ぐために、2重、3重に渡る防水処理を施します
この防水処理がとても大事です。細心の注意を払って丁寧に丁寧に
やっていくのです。

最終的には見えなくなる部分ですが、見えない部分にこそ
大切なところが隠れています。時間をかけて丁寧に行っていきます。

防水処理中




見えなくなる部分の防水処理を行ったあとで
瓦屋根の形をした水切り板兼屋根材になる「ルーフベース」
設置します。

ルーフベースの設置





同時に屋根裏では、穴を開けた部分の補強を行って
瓦の重みで屋根が垂れてこないようにします。

開口部の補強中





そのあとで、いよいよ太陽の光を反射して、リビングへとどける
アルミのチューブを設置します。

チューブの入れ込み




室内側では、やはりリビングの最適な場所に位置決めをした後で
350ミリのチューブが通るように開口します。

この辺でいい?





天井は多くの場合、石膏ボードにビニールクロス貼りというケースが多く
開口時に粉が舞ってしまうので、飛散防止のために
ビニールを天井から床まで垂らして開口部周辺を囲い、
その中で穴を開けていきます。

ビニールの中での作業

中に閉じ込められて、穴を開けるのは結構大変ですが
そのうごめく様は、まるで蛹が蝶に羽化する際に見せる動きの様。




そして

開講作業中




羽化!じゃない。

綺麗な穴が開きました。

さすが、男 堀田淳之見事に美しい穴を開けてくれました。




続いて開口した場所に、
散光カバーを取り付けるための器具がついた
アルミチューブを天井に取り付けます。

天井についたアルミチューブ




ここまでできると、1階のリビングではお施主様には
普段通りの生活をしてもらうことができます。

ほとんどのケースで、お昼までには、ここまでは
進行していきますので、ご希望いただければ
お昼ご飯は、ほぼ普段通りに食事していただけます。

もう普段通りに生活ができます。




午後からは、いよいよ

屋根から光を取り込むための採光ドームの設置と
屋根面と天井面のアルミチューブのつなぎ込をしていきます。

チューブの準備




つなぎ込みが、うまくいった瞬間に
太陽の光が、アルミ反射チューブの中を走って行き
天井面の散光カバーで「あかり」に変えられて
リビングに自然な明るさをもたらすことができるようになるのです。


屋根面でベストと思われる位置と天井面でベストな位置が
一直線であることは希です。

太陽の光が入り込んだ屋根裏

今回のように、天井面のチューブの真上に、母屋があったりする
屋根のチューブは母屋よりも下側に位置することになり
チューブを曲げてつなぎ込んでいくことになります。


この曲がる場所をどこで取るか、何度曲げれば、綺麗につながるのか
意外と神経を使います。
まるでパズルゲームをしているかのようです。
パズルゲームの好きな人は、スカイライトチューブの工事も好きになるかもしれませんね。

つなぎ込みの準備





スカイライトチューブの大きな特徴の一つである、
お好みの場所に光を届けることが出来るのは
この角度を自在にできるチューブの存在があればこそですが
このチューブ、ちょっとした角度のズレがあってもなかなかつながりません

ズレを合わせて





以外に繊細さが要求される仕事なんですよ。

繊細なチューブのつなぎ込み作業





試行錯誤を繰り返して無事にチューブがつながると
チューブが抜け落ちないように、上と下のチューブの重なりの部分を
リベットでかしめていきます

リベットとテープで固定





そして、接続部分にはすべての場所にアルミテープを貼り
隙間をなくして、光の漏れと虫の飛来を防止します。

美しいプロポーション



「うーん、美しい。このカーブとくびれがいいよねー。」


「そうですねー、今回もいいプロポーションですねー。」


と、非常にマニアックな会話をしながら接続作業は終了。





屋根面では、ドームを設置して、その中に、太陽高度の低い
朝晩の光を受けるための曲面反射板を設置します。

このドームの形と反射板、そしてレコードの溝のような
ラインが最大限に、太陽の光を取り込み、しかも
紫外線をカットし、夏場に熱くなりすぎることを防ぎます

採光ドーム





ドーム状になっているために
屋根面は影になっていても、採光するドーム部分は
まだ陽が当たっています。


このドームの形もできるだけ長い時間太陽の光を
受けるために天窓から進化した形なのです。

光を取り込め採光ドーム





最後に、リビングの天井に、断熱性と気密性を高める
レンズを取付け、

その上から光をあかりに変える
散光カバーを取り付けて完了です。

完成の効果を確認中 午後4時ころ




今日の終了時刻は、ほぼ午後3時でした。


屋根に上がってみると、まだドームに太陽は
あたっていました。



冬至がつい最近のことでしたので、いまの時期が
一番太陽の高度も低く、日照時間も短いので、
これから日照時間がだんだんと長くなっていくので
ほんとうに楽しみにしていただきたいと思います。


お施主様は、「明日の朝からの効果が楽しみです。」
おっしゃっていましたが、明日は午前中あいにくの雨予報。

でも、雨の中でどこまでの明るさが確保できるのか
確認していただいくいい機会になると思います。


また、曇や雨だと、周囲も薄暗くなってくるので
スカイライトチューブで、雲で散乱する反射光を捉えて
リビングに運んでくると、その場所は以外に明るく感じたりします

気持ちの良いリビングへ




どのような感想を持って頂けるのか
今から楽しみでもあり怖くもありです。


リビングが気持ちの良い空間になることを祈って
感想の連絡を待ちたいと思います。


男 堀田淳之専務、ありがとうございました。
ご協力に感謝いたします。

男 堀田淳之2





◎「太陽のあかり」スカイライトチューブがよくわかる動画はこちら。

 【スカチューマン藤井の自宅は、3方を囲まれた3階建て。
 1階も2階も薄暗い生活を強いられる中で、半信半疑のもと
 祈る思いで設置したスカイライトチューブ。
 はたして3階建ての1階の部屋まで明るくなるのか??】







【太陽が恋しい季節、もっとスカイライトチューブのことが知りたくなったら下記のHPにアクセスしてみよう!】


★お問い合わせは
スカイライトチューブ静岡 公式ホームページ


★もっと商品的なことが知りたい時は
スカイライトチューブ メーカーサイト


★事例をたくさん見たいときは
スカイライトチューブ関東 牛久工務店ホームページ


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この記事へのコメント
昨日はお世話になりました
スカイライトチューブ工事一連の流れが分かりやすいブログですね
本日は雨天・・・「晴天時のスカイライトチューブ」
お施主様我が家で早く体感して頂きたいですね
明日もご安全に頑張ってください!
来年も、どうぞ宜しくお願い致します

                  『男 堀田淳之』
Posted by ホッケン弟ホッケン弟 at 2014年12月29日 20:12
ホッケン弟さん、こちらこそお世話になりました。
お正月には体感していただけるのではないかと思います。
喜んでいただけることが採光の喜びですよね。
来年もよろしくお願いしますね。
Posted by スカチューマンスカチューマン at 2014年12月30日 06:20
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薄暗いリビングをスカイライトチューブで明るくできますか?雨漏りは大丈夫ですか?|太陽のあかり「SLT照明」
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